「少フォロワーでも集客」
「フォロワー数よりもファン化が大事」
「フォロワーはいらない」
「バズらせたら負け」
最近インスタではフォロワーを増やすことを蔑ろにして、ファン化に向けて一点集中しているアカウントを見かける機会が増えてきました。
なぜこういったファン化一点集中の流れが出来ているのかというと、フォロワー数が増えてきたにもかかわらずなかなかマネタイズ出来ない人がいたり、フォロワーの質にこだわろうというインスタ運用発信者の声を聞く機会が増えたことも、ファン化が重要という流れが出来ている理由となります。
この流れはフォロワーが少ない人からすれば、今の自分にぴったりの言葉で心地良く妄信したくなる気持ちもわかりますが絶対に鵜呑みにしてはいけません!
まず大前提としてフォロワー1万人以上いるアカウントとフォロワー1万人以下のアカウントとでは、アカウント成長推移・ストーリー閲覧率・ファン化の数・マネタイズ等これら全てフォロワー1万人以上いる人が勝ちます!
先に結論から申し上げると、私はファン化よりもフォロワーを増やすことを最優先に取り組み、フォロワーを増やす過程でファン化すべきと発信し続けています。
では最初になぜインスタを運用する人がファン化よりも先にフォロワーを増やすことが最優先なのかについて解説していきます。

なぜインスタでファン化を優先してはいけないのか

というのも何もファン化を否定しているわけではありませんし、疎かにしていいと言っているわけではありません。
実際に私は今現在もマーケ会社で働いていることから、フォロワー数がそれほど多くないのにすごい額を叩き出しているアカウントをいくつも見てきています。
しかし、「マネタイズや集客が出来ない人はファン化できていないから」と一言で決めつけてしまうのはちょっと違っていて…
つまりマネタイズや集客ができないのはファン化出来ていないことだけが理由ではないということなんですね。
- 少フォロワーのファン化に未来はない
- 少フォロワーで成功するのは自社商品&高単価セールスのみ
- ファン化というテクニックにすぐに走ってはいけない
- 「フォロワー数よりファン化」は多くの人にとってまだ早い
- フォロワーを増やす過程でファン化するが正解
少フォロワーのファン化に未来はない
冒頭でも解説させていただいた通り、アカウントを成長させることを疎かにして「少フォロワーでもファン化」や「フォロワーはいらない」等の話をあまり鵜呑みにしてはいけません。
はっきりと申し上げると少フォロワーをファン化しても未来はありません。
というのも私はSNSマーケの会社で運用代行しているので毎日インスタ分析&改善をして様々な企業のアカウントを運用していますし、そもそも私が運用するメインアカウントはフォロワー6万人います。
だから少フォロワーでも集客できるのか?アカウントが伸びない現状を無視してファン化目指せばいいのか?これらをすべて経験してきているので、だいたいのことは全て把握しているわけです。
とくに実績のない人が「少フォロワーでもファン化」や「フォロワーはいらない」等とんちんかんなことを発信していますが、毎日多くのインスタアカウントに触れている私からするとありえない話です!
少フォロワーで成功するのは自社商品&高単価セールスのみ
知っておかなくてはいけないのが、フォロワーが少なくてマネタイズできるという人は高確率で自社商品で高単価セールスを行っています。
一般的にはコンサルがメインで恋愛・婚活・スピリチュアル・転職・ダイエット等のジャンルで自社商品を販売している人が通常です。
これらのジャンルで10~20万円の高単価商品をたった5人に販売すればそれなりの額になりますよね?
そうです。たった5人購入する人がいるだけで成立しちゃうんですね。
まぁこれをファン化と言っている発信者をどうかと思いますが、自社商品&高単価であればあるほど販売する人数を絞ることが出来るので、少ないフォロワー数でマネタイズできるというカラクリなわけです。
しかしどうでしょう?
・そもそもこれほどの高単価の商品が売れるジャンルに参入していますか?
・高単価を販売するだけの権威性を持ち合わせていますでしょうか?
・さらに参入していたとして高単価の自社商品を用意していますか?
まぁこれら全てクリアしていたとして、例えば20万の商品を実際に販売したとします。
まず最初の壁があなた自身が何者かでなければいけない、つまり権威性が必要ということから始まります。
なぜなら何者かであるという権威性がない限り、そもそもフォロワーがあなたから商品を買いたいと思わないからです。
この最初の段階でつまづく人が多いと思いますが、この壁を突破したとしましょう。
次はセールスです。
高単価商品は個人zoomで販売が一般的
実際に見込み顧客に高単価の自社商品のセールスをしていくわけですが、これほど高単価になると必ず個人zoomに誘導して1対1の環境を作って販売する形となります。
いくら見込み顧客がいて素晴らしい商品を持っていたとしても、最初からセールスでボンボン売れるほど簡単ではないことは世の中の営業をみていると理解できますよね?
さらに販売できたとしても20万円相当の商品にはそれ相応の期待があるわけで、この期待に反することがあれば大きなクレームへと繋がってしまいます。
果たしてファン化が苦手と感じている人が、これだけセールスで売り込んだりクレームに対応することが出来るでしょうか?
権威性、見込み顧客の確保、営業資料、セールス、クレーム対応等、例えファン化できたとしてもその先で取り組まなければいけないことが山のように存在するわけです。
フォロワーは増やさなくていいという都合の良い言葉に妄信したくなる人が、ファン化した後にこれだけの行動をできるでしょうか?
ファン化というテクニックにすぐに走ってはいけない
話を戻しますが、そもそもマネタイズできない理由は他にも考えられるわけです。
にもかかわらず一概に「ファン化出来ていないことが理由だったんだ!」と決めつけて先にファン化の為のテクニックを身に着ける行動をとることはかなり勿体無い行為です!
百歩譲って「ファン化を目指そう」は理解できたとしても、「フォロワーは増やさなくていい」とか「フォロワーはいらない」ははっきり言って意味が分かりません!
「フォロワー数よりファン化」は多くの人にとってまだ早い
「フォロワー数よりファン化」や「フォロワーはいらない」は多くの人にとってはまだ早い話です。
というのも、こうしたファン化というのはある程度のフェーズに入ってからの話です。
はっきり言うとフォロワーが5,000人にも達していない状況でファン化一点集中はまだそのフェーズではないです!
なかにはまだジャンル認知すらされていない段階でファン化のみを考えている人がいますが、フォロワーが伸びている理由はしっかりと自分の発信が届くべき層(ユーザー)に届いているから伸びているんですね。
つまりジャンル認知されていない・発見欄にも載らない・おすすめされない状態でファン化のみを考えるのは機会損失に繋がっているということ。
じゃあファン化を目指すフェーズとはどのラインかというとフォロワー1万人です!
このフォロワー1万人というフェーズにいくまでは余計なことに振り回されず、質の高い投稿を繰り返してアカウントを伸ばすことを考えて取り組んでいきましょう。
フォロワーを増やす過程でファン化するが正解
冒頭でも解説した通り、私はファン化よりもフォロワーを増やすことを最優先に取り組むべきと考えています。
なぜならフォロワーが多いからファン化できないなんてことは一切ないからです。
ではなぜファン化よりも先にフォロワーを増やすことを優先しなければいけないのか?
答えはフォロワーを増やす過程でファン化することが得策だからです!
つまり順序が逆であくまでも最優先はフォロワーを増やすということですね。
なぜフォロワーを増やす過程でファン化することが正解なのか

ではなぜファン化優先でフォロワー数は後回しではなく、フォロワーを増やす過程でファン化に取り組むべきなのか?
ここではインスタでファン化があまり得意でないAさんと、ファン化が得意なBさんを例に解説していきます。
- ストーリー閲覧率の違い
- 既存フォロワーがこの先ずっとファンでいてくれるわけではない
- 結論フォロワーを増やすことを疎かにしてはいけない
ストーリー閲覧率の違い

「フォロワーはいらない!ファン化が先!」と発信している人の意見がなぜ間違っているのか?
ファン化が苦手なAさんはフォロワー1万人、ファン化が得意なBさんはフォロワー1,000人としましょう。
まず既にある程度の年月を運用されている人は理解していることですが、ストーリー閲覧率というのはフォロワーの15~20%以上見られることが一般的で、どれだけファン化出来ていないアカウントでも最低でもフォロワーの5~10%はストーリーを必ずチェックします。
つまりAさんはストーリーを更新する度に1500~2000人には見られる状況にあり、例え全くファン化できていなかったとしてどれだけ低く見積もっても500~1000人には見られる状況にあるわけです。
一方Bさんはファン化が得意。
一般的にはストーリー閲覧率30%を目標にすることが多いので、ファン化が得意なBさんのストーリー閲覧を30%とします。
しかしBさんはフォロワー数そのものが少ない。
ということは、どれだけファン化出来ていたとしてもフォロワーが1,000人しかいないので300人にしかストーリーを見てもらうことができません。
Aさんはフォロワー数をこの先も伸ばすことができる
さらにフォロワーを増やせるというメリットは何もこれだけではありません。
Aさんはフォロワー1万人まで増やした経験から質の高い投稿の本質やアカウントフォローまでの導線、さらにはいいねや保存を多く獲得する手段を理解している。
つまり本質を理解しているという事は、今後も投稿を継続していけば1年後にはフォロワー2…3…4万人とアカウントを成長させることができます。
つまり運用を続けていけばストーリー閲覧数もこれまでより2倍、3倍、4倍と増えていくわけです!
一方Bさんはこれまでの運用でたったのフォロワー1000人しか集めれていない…
ファン化に特化しているという点から、投稿の質の改善やどうすればユーザーの満足度を上げることが出来るのかというアカウント運用に必要不可欠な本質を全く理解できていない。
だからこれからもアカウントを成長させることができません。
(投稿500以上しているにもかかわらず、フォロワー2000人みたいなアカウントたくさんありますよね。)
発見欄やおすすめ欄に掲載されるという手段を持っていないので、いつまで経ってもハッシュタグ流入でしか勝負できない状態。
つまり新規ユーザーを取り込むことができず、今後も既存フォロワーを中心にマネタイズしていくしか方法はないということです!
既存フォロワーがこの先ずっとファンでいてくれるわけではない
既にマネタイズ出来ている人は理解していると思いますが、既存顧客のみで売り上げを継続して作っていくことは不可能。
必ず新規を取り込まないと売り上げは減少していく一方となります。
さらに付け加えると、Bさんがどれだけファン化できていたとしても既存フォロワーはこの先ずっとファンでいてくれるわけではありません!
ファン化優先でフォロワーを増やせない
↓
既存フォロワーのみに販売
↓
売上が継続できない
↓
新規フォロワーを取り入れなければいけない
↓
質の高い投稿ができないのでハッシュタグ流入しか期待できない
↓
投稿が伸びない
↓
フォロワーが増えない
↓
新規ファンが付かない
つまりBさんもいずれはAさんと同じように新規フォロワーを増やさなくてはいけない日がやってくるということです。
既存フォロワーのみに頼るのはどうしても限界があります。
結論フォロワーを増やすことを疎かにしてはいけない
AさんとBさんのこれまでの運用方法を見てわかるように、どんどんフォロワーを循環させて新規を取り入れていかないといずれは衰退する仕組みにインスタグラムはなっています。
ですので、アカウントを伸ばすという当たり前のことから逃げないように取り組んでいきましょう。
以上3つが私がファン化よりもフォロワーを増やすことを最優先に取り組むべきとお伝えしている最大の理由となります。
フォロワーを増やす過程でファン化するするにはどうすればいいのか?

- インスタ×ブログでファン化する
- インスタファン化を妄信してフォロワーを増やすことを疎かににしている人 統括
とは言ってもフォロワーを増やす過程でファン化するするにはどうすればいいのか?
一番手っ取り早いのがインスタ×ブログです!
今現在多くの発信者が当たり前に質の高い投稿を行っているだけでなく、ストーリーやハイライトを工夫して発信しファンを獲得し続けています。
つまり「インスタ内でできることはすべてやる」という努力の基準値が既に高い競合がいっぱいいるわけですね。
その中で、同じように質の高い投稿やストーリーやハイライトを工夫することが本当に差別化へと繋がるでしょうか?
正直言うと不可能に近いです!
ブログ作成方法はこちら↓↓
インスタ×ブログでファン化する
そこで必要となってくるのがブログです!
正直インスタをやる人全員が今すぐブログを始めなけれいけないとまで思っています。
なぜなら多くの競合がインスタ内でできることはすべてやっている為、インスタ単体だとどうしても競合と差別化できずファンを増やすことが難しいからです。
インスタグラムにおけるファン化の正体とはの記事内でも解説している通り、ファン化とは時間です。
フォロワーが何気ない日常の中で必ず時間を割いてでも必要と感じてくれているかどうか。
つまりユーザーが他事よりもあなたに時間を使うかどうかがファン化の一番のカギとなるわけです!
ブログという別のプラットフォームに誘導してまで文章を読んでもらう手段を作ることができれば、ストーリーやハイライトのみでの紹介するのとは比べ物にならないほどの時間をユーザーに割いてもらうことが可能になります。
さらに普通にストーリーに流れてきたリンクをただクリックする人と、もっとたくさんの情報をあなたから知りたいとわざわざブログに訪れる人とではモチベーションに違いがあります。
わざわざブログのリンクをクリックしてアクセスしている時点ですでにフォロワーはあなたに興味を持っている。興味を持っているということはつまり見込み顧客(ファン)ということ。
見込み顧客にしっかりと時間を費やしてもらって、さらなるアプローチをすることができます。
普段からの発信でブログに誘導してちょっとずつちょっとずつファンを増やしていけば、購買意欲のある濃いフォロワーがたくさん増えて増えてファン化に成功したアカウントとなる。
つまりブログを活用すれば、ただストーリーで紹介しているだけの競合と比べ物にならないくらいの大きなアドバンテージとなるわけです。
ブログ作成は簡単4ステップで作成できるので、初心者の方でも問題なく開設できます。
以下に【即!10分で開設】WordPressブログの始め方を徹底解説の記事でわかりやすく説明していますので、参考にしてブログを作って今日から始めていきましょう↓↓
【9割が知らない】インスタファン化を妄信してフォロワーを増やすことを疎かににしている人へ まとめ

今回はファン化を妄信している人に向けて、なぜファン化のみに力をいれてはいけないのか?
どうしてフォロワーを増やすことを疎かにしてはいけないのかについて解説させていただきました。
普通に考えれば当たり前のことですが、フォロワーが少なく今現在結果が出ていない人からすれば、自分にぴったりの言葉で妄信したくなる気持ちもわかります。
しかしこれまで結果を出してきている人は、こんな都合の良い言葉に一切影響を受けていません。
まぁよくよく考えると「フォロワー数は意味ない、ファン化が重要」と発信している人のフォロワー数は基本的に多いですよね。
さらにそのフォロワー数を権威性にしてフォロワーはいらないと発信しているわけです。
そしてこうしたアカウントも例外なく「フォロワーよりもファン化」というキャッチコピーでしっかりとおすすめ・発見欄に掲載されるようにしてリーチを伸ばしフォロワーを増やしています。
これが答えです!
インスタは質の高い投稿を継続してアカウントを成長させていくプラットフォーム。
日々アカウントを成長させる為に様々なアカウントをリサーチして分析し、質の高い投稿を繰り返す過程でユーザーが知りたいこと・求めていることが理解できるようになっていきます。
この投稿の質を高めるという基礎中の基礎をすっ飛ばして「ストーリーでファン化させることが正義」は多くの人にとっては間違いという事です!
ファン化に特化するではなくフォロワーを増やすことを最優先に取り組み、その過程でファン化していくようにしましょう。
あるね